あらかじめ設定ファイルに登録した文字列を選択して貼り付けることが出来るソフトです。
ポップアップメニューから選択して貼り付けるタイプのソフトは過去にもありましたが、esPstの新しいところはインクリメンタルサーチで候補を絞って選択実行することが出来る点にあります(従来どおりポップアップメニューからの選択もOK)。で、使ってみるとこれがかなりしっくり来るんですよ。
というわけで、今回はポップアップメニューとインクリメンタルサーチの向き不向きに焦点を当てながら紹介をしていこうと思います。
インクリメンタルサーチの良さは、やはりキーボードからの操作との相性の良さにあると思います。ポップアップメニューでもアクセラレータキーを設定すればキーボードから素早く選ぶことが出来ますが、登録する定型文の絶対数が増えるとジャンル分けやキーアサインが煩雑になっていくという欠点があります。その点、インクリメンタルサーチは基本的には名前を入力していくだけなので、絞り込み方が直感的です。
よって、インクリメンタルサーチを利用するときはesPst.exeをホットキーで呼び出すのがスマートなんじゃないかと筆者は考えます。一番簡単なのは、デスクトップにesPst.exeのショートカットを置いてプロパティでホットキーを設定する方法でしょうか。外部のホットキーソフトを使うならAutoHotkey、QuickDirあたりを推しておきます。
今までいいことづくめのように話してきましたけど、esPstは半角英数での絞り込みが基本なので、日本語などの全角文字や入力の面倒な顔文字はデフォルト設定では上手く検索出来ません。あと、パスワードのように最初の一文字目すら覚えているかどうか怪しい定型文にもデフォルト設定は不向きです。そこで、
[system]
@item=1,30
%end
[data]
{AA
(;´Д`)ハァハァ | haahaa
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` ) | hisohiso
}
{Text
あめんぼあかいなあいうえお | amenbo
qawsedrftgyhujikolp | password
;上の段の" | "以降にインクリメンタルサーチ用の文字列、下の段の" | "以降に表示名称用の文字列を記入します
E:\application\esPst\time.txt | time2tag
>#L:1 #R | <h3 id="n%0d%"><a href="_06…
}
%end
筆者はこんな感じで設定しています(もちろんパスは大嘘ですよ)。半角英数で絞り込んで結果は原文で表示させる、という形です。

ただ、この方法も例えば二行以上使うAAを呼び出したときに表示に意味が無くなるという欠点があります。各自の用途に合わせて最適の設定を考えてみてください。
ポップアップメニューはマウスによる入力に強いという利点があります。テキストエディタで打ち込みしてる時はマウスの出番はあまり無いでしょうけど、ウェブの入力フォームにメールアドレスを貼り付けたいときなどは、マウスジェスチャーからesPst.exeを呼び出してポップアップメニューから選択して貼り付けた方が便利だったりします。
マウスジェスチャーというと、やはりマウ筋が代表格ですかね。ていうか、これでポップアップメニューの話が終わるのもなんだか芸が無い気がするので、Operaでの呼び出し方を次項で紹介してみようと思います。
Operaのマウスジェスチャーは領域別割り当てという機能があります。これを利用すれば、関係無い場所で余計なマウスジェスチャーが暴発するのを未然に防ぐことが出来る、というワケです。
まず、今までOperaのマウスジェスチャーをカスタマイズしたことが無い人は新しくiniファイルを作ってください。場所は「C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Opera\Opera\profile\mouse」です。当サイト内のURL版ポチエスの紹介も参考になるかもしれません。
次に、出来上がったiniファイルに、
[form] GestureDown = Execute program, "E:\application\esPst\esPst.exe","/#s=popup.ini"
と書き足してください(割り当てたいジェスチャー、アプリのパス、引数は人によって違いますが)。[form]セクションはデフォルトでは未定義のはずなので、他に用が無ければこれだけで大丈夫です。
ジェスチャーの割り当てについてですが、フォーム上ではまず使わない機能が割り当てされている部分に被せるように設定するのが定石だと思います。例えば"GestureDown"は、普段は新規ページの作成、リンク上ではリンク先を別窓かつアクティブで開く機能ですね。